皆さんは、 ネパールの好きなところや嫌いなところをお持ちですよね。私も「 どこが好きで長年この国に暮らしているのか」 聞かれることがあります。ミッションもあるのですが、 好きでなければ長年暮らせません。
好きなところは何といっても《ゆるゆるの社会》でしょうか。 あるいは《いい加減さ》。あってないような《ネパリ時間》、《 フンチャ・フンチャ》で何もしない社交辞令。 ずぼらな私にとってこんな心地よいことはないのです。
ところが、最近気付いたのですが、都市に住むこの国の人たちは、 想像もできないほどストレスを感じているようです。 ネワールの友人に聞いたのですが、家庭で親は子供に「 一歩家の外に出たら他人に負けるな」 と競争心を教え込むのだそうです。自己主張にしのぎを削る《 オレオレ主義》では世の中ギスギスしないでしょうか。
(スガジイ)