2016年11月11日金曜日

老嬢二マと城山に

   
ツワブキの鮮やかな黄色い花が庭のそこここに咲き始めました。10月下旬です。この花の時季は長いのです。カキの実も木の高いところは野鳥のために残しておいて取り終わり、葉も片隅から色づき始めています。夏ミカンのまだ青々としていますが、少しずつ大きくなっているのがわかります。

近くの城山にミニチュアダックスフンドの老嬢ニマを連れてハイキングをしました。家から2時間ほどで頂上に着きます。ニマは短い脚でよく歩きます。道々ドングリを拾い集めます。盆栽に仕立てるのです。アケビは皮を残して散らばっています。野猿が食い散らかしたのかもしれません。イノシシを捕獲する罠も設けてあります。この辺りは春にタケノコを取りに来る山中です。かつての特産だったミカンの畑も耕作放棄地が増しています。

私の家はJRの駅から500mしか離れていませんが、55年程前までは一面の田んぼで、新幹線建設時にトンネル掘削の残土で区画整理した商業地であり住宅地です。子供のころに田植えや稲刈りを手伝い、昼に炊き込みご飯のおにぎりをほおばったところです。数次にわたる全国総合開発計画が実施された高度成長時代でした。


(スガジイ)