2016年4月29日金曜日

ジャガランタパープルに想う

カトマンズの町にジャガランタが咲き始めました。あでやかな紫の花を見ると、始めてカトマンズに着いた若い日のことが思い起こされます。掘っ立て小屋の空港ターミナルビル、ディリバザールの強烈な匂いの街角、油がギトギトした食事はのどを通りませんでした。まさにカルチャーショックです。
あれから44年、日本にいてはできない多くの経験をしました。食材、日用品は比べられないくらい豊富になりました。この街は着実に発展しています。その陰で失うものも見逃せません。「人情紙のごとし」とは、わが国ばかりではないようです。

(スガジイ)

2016年4月20日水曜日

地震


昨年のゴルカ地震から早1年がたとうとしています。

政府の被災者支援は遅々として進みません。そんな中で政府もNGOの活動を評価するようになりましたが、なお管理を強化しています。「民」にできることは「民」に任せるべきでしょう。

一方、わが国の熊本地震の惨状も私たちに多くの課題を突き付けています。被災者の皆様にお見舞い申し上げるとともに、政府の速やかなる被災者支援を期待するものです。


私は、当地で毎年学校を訪問して、生徒や教師に災害から身を守る啓蒙活動をしています。今年はスポンサーがつかず活動をあきらめていましたが、何とか継続したいと強く思うこの頃です。


スガジイ​​


2016年4月13日水曜日

菜園にも春の恵みがきました

私の菜園はカトマンズ盆地を東に出て最初のナラ村にあります。
典型的なネワール族 の村です。

すっかり初夏の暑さになった菜園では、春キャベツの収穫が終わり、 
新玉ねぎの第一 弾が食べごろになりました。

日本の改良品種なので、甘くてスライスオニオンやサラ ダの生食に向いています。
春の季節のみの贅沢です。

ネパール料理に欠かせない3種の野菜をご存知ですか。
玉ねぎ、ジャガイモ、カリフ ラワーです。玉ねぎはピリ辛でなくてはいけません。最近多くがインドや中国からの輸入に頼っています。ネパールの農家がんばれ!

すがジイ

2016年4月9日土曜日

カトマンズ補習校 入学式

9日、日本人補習授業校の入学式始業式に出席しました。

幼稚部5名、小学部8名、中学部1名の入学です。

どの子供たちも目が輝いていました。30年、40年先に、日本やネパールの国を背負って立つ人材になるんだということをひしひしと感じさせます。あるいは国境を越えて活躍しているかもしれません。父兄の方々にお祝い申し上げます。健やかに育つことをお祈りします。

私も、両親が制服やランドセルや文房具をいかにもうれしげに整えてくれたころを懐かしく思い出しました。

すがぬま