2016年8月5日金曜日

国土の持病(?)とその対策

ボテコシの洪水でバラビセから国境の町タトパニまでの道路が侵食され通行止めになっています。上流のチベットで起きた地滑りが天然ダムを形成して、それが決壊したようです。先の地震でも被害を受けた災害常襲地帯です。氷河湖が決壊して、ネパール側に大きな被害が出たこともあります。


私は、災害の起こりやすい地域の学校を訪問して、防災教育を続けています。映像や教材を通じて、災害から身を守る方法を教えます。生徒には作文や絵をかいてもらって、優秀作品を冊子に掲載して表彰します。


去年、ミャグディ郡の地滑りでカリガンダキ川に天然ダムができて川をせき止めた時、前年にプログラムを実施した下流のバグルン郡の学校の子供が教えた通り避難をしてくれ、プログラムの効果が確認されてうれしく思いました。


(スガジイ)