2017年4月14日金曜日

クラス仲間はいつまでも

2月の当欄で「寒さももう少しの辛抱です」と書きました。

例年なら、2月のシバラトリ(シバ神の夜祭)から3月のホーリー祭を過ぎると一雨ごとに温かさが増し、2530度の気温になります。今年の3月は20度以下の気温で長袖がなかなか手放せませんでした。

4月になるとそれでも温かさが増して、やっと入学式日和となりました。

8日がカトマンズ補習授業校の入学式でした。校長を拝命している私は式辞を述べるのですが、去年の入学式では、学校は勉強するばかりでなく長く付き合える友達を作る場であると話しました。その話を生徒が覚えているかと卒業式で問うたところ、23人しか覚えていません。そこで、今年も同じ話題にしました。

私が日本に帰ると小学校の同級生が飲み会を開いてくれます。いくつになっても〇〇ちゃんと子供のころの呼び名ではなしています。生まれ育った故郷の友はいいものです。たまさかに街で旧友にばったり出会ったときなど、長年会っていなくとも面影が残っているもので、すぐさま思い出します。時々名前が出てこないのは年のせいかもしれません。

私は会社時代には海外事務所の単身赴任が長かったため、自分の子供たちの学校行事にはほとんどといっていいほど参加したことがありません。いまでも妻や子供から非難されます。補習授業校の父兄の皆さんが学校の運営や行事に積極的に参加されるのを見ては自責の念にさいなまれるのです。校長とは名ばかりで、行事の挨拶ぐらいしか役に立たない《イベント校長》です。運営委員会の皆さん、父兄の皆さんお役に立てずにすみません。

さて、このコラムですが、もう一年おつきあいいただくこととなりました。よろしくご笑読のほどを。

(スガジイ)