2017年2月3日金曜日

大寒、立春そして雨水

先週は楽しい催しがありました。

まず、カナダ人「噺家(はなしか)」桂三輝さんの落語です。

一日目は日本語、二日目は英語の話「動物園」を演じてくれました。上方落語の大名跡「文枝」師匠のお弟子さんで、師匠の新作落語に共感を得て入門したのだそうです。上方落語の異才「桂枝雀」師匠の芸風も取り入れているとのことです。そういえば派手なアクションが入ります。

落語の魅力は何といっても噺家の「話芸」の力に尽きるのでしょう。長い歴史に洗練された「話の筋」はもちろんですが、何度も聞いてすっかり知り尽くした「はなし」でも思わず笑ってしまいます。

土曜日は運動会でした。

子供たちの元気な姿を見るのは楽しいものです。まして、広いグラウンドで陽をさんさんと浴びながら走る姿には次世代の躍動を感じさせます。大人たちも負けていません。私もパン食い競争に出走しましたが、残念ながらビリでした。年齢のハンディキャップはくれないのかなあ?

ポリスアカデミーのグラウンドは前日の雨で程よく湿っています。芝はまだ目覚めていませんが、土のにおいが心地よいのです。「もうすぐ春ですよ」と話しかけているようです。空の色は春の明るさでした。

ネパール月ファルグン(2月中旬~3月中旬)になると一雨ごとに温かくなります。

マハシバラトリ(シバ神の夜祭)がやってきます。パシュパティ寺院にはインド各地からも大勢の参拝者が集まります。サドゥー(ヒンドゥー教の行者)は大麻を吸って瞑想にふけります。気温は一気に春らしくなります。ホーリーの色粉かけ祭りになると初夏の陽気です。

寒さももう少しの辛抱です。

(スガジイ)


大寒