2017年6月23日金曜日

6月23日

体のあちこちに不具合が出てきたのを機にウオーキングを始めました。早朝5時半にラジンパットを出発して一時間のコースです。3kmちょっとの距離でしょうか。路地と大通りを組み合わせます。
路地の塀のうちからはジャスミンの香りがまだ寝ぼけた頭を刺激します。そのうち小さい川沿いの道になります。川というより下水道で、強烈な匂いに瞬く間に不快になります。紀元前2500-1800年に栄えたモヘンジョダロの都市にはすでに汚水の排水システムができていたというのに、21世紀のこの街のありさまは何とも情けない思いがします。バガマティ川浄化キャンペーンの《口ばっかし》は国民性なのでしょうか。
大通りに出るとそこここにごみの山です。ビニール袋に入れたごみの山がカトマンズ市の収集車やごみ収集業者が集めに来るのを待ちますが、犬やカラスが袋を破り散乱しています。気温が上がると強烈な匂いです。道端に積み上げるのでなく、ごみを置く施設を設置できないでしょうか。ちなみに日本の我が町は堅牢な金網で囲ったごみ置き場がどこの家庭からでもアクセスしやすい距離にあります。
新聞店によって英字紙2紙を買い、一面をざっと見ます。昨日も何も起こらず、何も進まず、天下泰平であります。一方で、森友だ加計だと本質から外れた論争の国会やマスコミがどこの国の話であったか、世の中あまり変わらない気がします。
路上に牛乳の箱を積み上げて売っています。各メーカーが一次共同デポを主要な通りの各所に設定し、トラックで配送します。ここから個人業者が自転車でさらに小売店に配送するのです。女性がマネージしているデポが目立ちます。小売りもします。
薄めすぎた牛乳とヨーグルトを買って家にもどり、うっすらとかいた汗をシャワーで流して、相も変らぬ一日が始まるのです。
(スガジイ)